• ペットのポートレート/デザイン・イラスト

    よく行く新宿「船橋屋」の天丼を描いて見ました。
    タレのかかった天ぷらとそのタレが適度に下のご飯にも染みています。タレのかかっていない白いご飯との差を描くことでリアルさが出ます。
    よく考えると天丼は一度サクッと揚げた天ぷらにタレをかけるという矛盾した料理ですが、それでいてタレの旨味と揚げたての天ぷらのサクサク感を両立させるという大変難しい料理だと思います。一歩間違えるとベチャベチャになってしまいます。そんな絵にならないように意識して描きました。
    四角のトレーには細かい溝が入っていますが、トレーの全体的な濃淡や反射を描いた後に黒い線を加えました。
    小皿は添え物なのでそんなに丁寧に描く必要はありません。
    フォーカスを合わせるべきところ(この場合は主役の天丼)以外はあえてラフに描いた方がいいと思います。それでこそ写真と絵の違いが出せるわけで、隅から隅まで精密に描くのなら写真には敵わないわけです。

    よくリアル画で写真と同じように被写界深度からくるボケや、写真特有のラチチュードで描かれている作品を見ますが、私はそれに意味を感じません。

    KMK KENT紙 A4サイズ


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